新型コロナ感染者が増加する中、ワクチン接種会場では変化が…インフルエンザもあり医療現場の負担も日に日に増加
ワクチン接種希望者は増加
林輝彦アナウンサー:
「静岡市のもくせい会館は年明け以降接種に来る方が減ったそうなんですが先週金曜日に発令された医療ひっ迫防止対策強化宣言を受けてかきょうは年明けと比べると接種に来る方が増えたといいます」
県の大規模接種会場でのワクチン接種。去年12月は1日定員250人に対し150人から200人が接種に来ていました。しかし、今月最も接種人数が少くなかった9日は、60人ほどでした。
それが一転、先週金曜日に「医療ひっ迫防止対策強化宣言」が発令されたこともあり、接種希望者は増えています。
県 健康福祉部 佐野充夫 ワクチン推進室長:
「1月の状況は予約の状況を見る限りだと、12月の時期と比べたらかなり低い状況にはなっております、ただこちらの会場1月6日からの予約のなしでの接種を始めておりますのでこういった予約無しでの接種希望者というのがたくさんの方に来ていただいているかと思います」
予約なし接種が増加理由の一つ
接種希望者が増えた理由の一つに、予約なしで接種ができるようになったことがあげられます。
「強化宣言」が発令された翌日の先週土曜日は、接種した120人のうち、およそ半数の59人が予約なしで来た人でした。
16日も、接種した85人のうち、半数近い40人が予約なし。
静岡市民 60代:
「この頃感染者が増えてきたこともあって、一応受けとこうかなと思って来た」
Q今回もくせい会館を選んだ理由は?
「予約なしで接種できるから、この日ちょうど休みだったので来てみた。予約なしで来れれば面倒くさくないから来た」
静岡市民 70代:
「5回目になるが打っておこうということで、予約しないでここは(ワクチン接種が)できるので来た。やはり、やりやすいですね。(1日の新規感染者が)9000(人感染)という日があって、怖いなと思う」
県は、オミクロン株対応ワクチンの接種を呼びかけています。
県 健康福祉部 佐野充夫 ワクチン推進室長:
「こちらの接種会場ではミクロン株対応の二科ワクチンというもの、 BA.4とBA.5品というものなんですけれどもこちらを主流としてやっています、またそれに合わせてノババックスのワクチンというものはですね一部時間を限定してですけれども接種を行っております。是非接種を検討していただきたいなと思っています、合わせてワクチンの有効性だとか、また安全性、場合によったら、副反応に関する情報をこういったものですね広く提供させていただいて、その上で接種をご検討くださるように、あらゆる機会をとらえてアナウンスをしていきたいなと思っています。医療のひっ迫を抑制していくためにも是非接種をお願いしたい、早期の接種をお願いしたいと思っている」
地域医療の現場では
一方、ワクチン接種をしている医療現場では。
発熱患者の診療を行う岩はし内科医院。16日も17人が発熱外来を受診しました。
そのうち6人が新型コロナ陽性、また6人がインフルエンザ陽性でした。
医療現場にかかる負担は、日に日に増しています。
岩はし内科医院 岩橋昌雄 院長:
「非常にやっぱり発熱の患者さんが多いですから、大変は大変です。インフルエンザとコロナ検査両方やるということで、やはり手間が増えています」
忙しい診療の合間を縫って、ワクチン接種も行っています。
午前と午後の診療の間や、全ての診療が終わった後に、接種します。
岩はし内科医院 岩橋昌雄 院長:
「高齢者の方は結構打っていると思うんですよね。若い方がそんなに来てないかもしれない。感染した時に重症化しないようにワクチン打つことは若い方も重要だと思います」