13日からは『個人判断』…マスクどうする 学校「卒業式はマスクなし」 化粧品の売り上げ急増…口紅は1.7倍 静岡

 この3年余りの期間に私たちの生活ですっかりおなじみとなったマスク。そのマスクの着用は13日から屋内・屋外を問わず、「個人の判断」となります。

60代女性:「職場でみんな外すようであれば、ぼちぼち外していく」

20代女性:「マスクの間に出会った人には初めて顔をさらすことになるので、ちょっと盛らないと。頑張ります」

30代男性:「まだ一度もコロナにかかってないので、僕は何があってもつけます!」

飲食店店主:「みんながマスクしないでやれる世の中になって欲しいですね」

 一人一人にゆだねられたマスク着用の判断、あなたはどうしますか?

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西尾梓アナウンサー:「静岡市の中心部です。街を歩く方を見てみますと、今はマスクを着けている方がほとんどです。13日からマスクの着用が個人の判断に委ねられるということですが、皆さんはどうする予定なのでしょうか?」

30代女性:「やっぱり人ごみの中とかそういうところには着けていこうかなと。マスクを外さないといけないとなると、リップとか唇とかも気を使うので、その辺は面倒くさいなと思っています」

20代男性:「マスク着けます。あまり人が居ないところとか、山の中では外そうと思いますけど、こういう街の中とか、オフィスの中だと外そうという気持ちにはなれない」

80代男性:「着けようと思います。おそらく二分すると思うよ。専門家がいろいろ議論して、こういう結論になったということ自体が非常にあやふや」

10代男性:「僕は何があっても着けます。外している方は外している方で、そんな気にはならないです」

「マスクを外す」という人は…

画像: 「マスクを外す」という人は…

 13日以降もマスクを着用するという意見が多い中で、マスクを外すという人は。

30代男性:「たぶん着けないと思います。息苦しいというのと、ワクチンも打っているので」

70代女性:「外とか広い場所では外していると思います。歩いていて花の匂いも嗅げるし、だから自然で歩けたら、それが一番だと思いますけどね。」

学校や電車、飲食店は

 「つける」のも「つけない」のも“個人の判断”。さまざまな声がある中で、県内でも各方面でその“方向性”が明らかになってきました。

画像1: 学校や電車、飲食店は

 県教育委員会によると、県内の学校では文科省の方針に基づき、3月いっぱいは生徒に対し屋内でのマスクの着用を求めるといいます。ただ、卒業式はマスクなしで出席できるとしています。

画像2: 学校や電車、飲食店は

 静岡鉄道では乗客と従業員共に個人の判断に委ね、13日以降はマスク着用を求める掲示物や放送を行わないことを決めました。ただ、窓口を担当する従業員は引き続きマスクの着用を実施します。

 これまで、食事中以外には着用が求められてきた飲食店では、今後どのように対応していくのでしょうか?

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第二美濃屋店主 吉田忠弘さん:「マスクに関してはこれまで通り、私も含めて従業員みんなマスクをしていくつもりですけど、本当は息苦しいのもあり、したくないが、こればっかりはどうしようもない」

 静岡市内のこちらの中華料理店では、客に対しては任意としながらも、従業員は着用を継続。アクリル板の設置やアルコール消毒、空気の入れ替えなど基本的な対策をこれまで通り行っていくといいます。

薬局「メイク用品の売り上げが伸びている」

 マスクを多く取り扱う薬局では…。

画像: 薬局「メイク用品の売り上げが伸びている」

杏林堂薬局 正田葉月さん:「引き続きマスクの展開を続けていく。また人気の商品を中心に取り扱いを続けていきます」

 3月は花粉症に悩む人が多いことからマスク需要が高まるシーズンの1つ。デザイン性のあるマスクも充実したことで、脱マスクの動きがある中でも、マスクは変わらず売れているといいます。

 一方で、こんな変化も…。

杏林堂薬局 正田葉月さん:「マスクを外す機会が増えることによって、メイク用品の売り上げが伸びている状態です」

 こちらの店では化粧品全体の売り上げが去年に比べて1.3倍に増加。中でも口紅は、去年の同時期と比べて1.7倍となっているそうです。

化粧品売り場でも『3年ぶりの動き』

 これまでマスクによって隠れていた口元。静岡市内の化粧品売り場でも薬局と同様に“3年ぶりの動き”が出ています。

画像1: 化粧品売り場でも『3年ぶりの動き』

静岡伊勢丹化粧品担当 大橋由美さん:「以前はマスクに付きにくいものや、マスクをしていても崩れにくいものをお探しになるお客様が多かったが、今その中にマスクを外したときに、ご自身のメイクを魅力的に見せるアイテムをお探しの方が、確かに増えてきている」

画像2: 化粧品売り場でも『3年ぶりの動き』

 静岡伊勢丹では、2月からメイクの相談に訪れる客が急増。年代は20代から70代までと幅広く、口紅やチークなど、これまでマスクの下に隠れていた口元をケアする化粧品が売れているということです。

沼津市の10代女性客:「使いたくてもリップとか使えてなかったから、いっぱい使いたいと思う」

 県内でも様々な動きが出ていている“脱マスク”に向けた動き。アフターコロナ向けた一歩が来週から始まります。