【新型コロナ】静岡県内で感染者、初の200人超え

自治体別では、浜松市が５４人と最も多く、１日の感染者としては過去最多となりました。
次いで静岡市が３６人、ほかに、沼津市で１５人、富士市・御殿場市・磐田市が１０人などとなっています。

浜松市の感染者が初の５０人を超え

浜松市の感染者が１日に５０人を超えるのは初めてで、市内の学習塾で新たなクラスターも発生しています。
市内の学習塾で起きたクラスターでは、きょう４日までに先生や生徒など２０人の感染が確認されています。市によりますと、学習塾では基本的な感染症対策は行われていましたが、一部、消毒や換気が不十分なところもあり、感染が拡大したとみられています。
一方で感染力が強い変異株の影響もあるとみていて、今後、国に検体を送り、調査をするとしています。

浜松市　鈴木康友市長：「ここのところ感染が増え、大変危機感を持っている。浜松市の感染状況は概ね、ステージ４まで来ている。何としても感染を食い止めなければならないので、本日再度、市独自の『感染拡大警戒宣言』を発令をする」

午後、浜松市では感染拡大を受け、対策本部会議を開き、６月に続き市独自の「感染拡大警戒宣言」を発令すると発表しました。

鈴木康友市長：「ワクチン接種との戦い。１０月から１１月には接種が完了すると思うが、それまでの間、感染対策の呼びかけにより、感染拡大を予防していきたい」

静岡県内全域で感染が急拡大

また、焼津市と沼津市の事業所でも新たなクラスターが発生しています。
病床使用率は、西部で２７・３％、中部で３７・１％、東部で５３・８％とひっ迫が続き、県全体では３８・４％となっています。
県内全域で感染が急拡大しており、人口１０万人当たりの感染者は、過去最高の２５・４人となり、国のステージ４の目安となる２５人を超えました。
県庁では、現在、感染症対策専門家会議が開かれ、感染状況をステージ４に引き上げるかどうか協議しています。