爆発的な感染拡大で病院も混雑 県担当者「適正受診を呼び掛けたい」 静岡県
子どもの発熱外来を行う医療現場は連日、診察に追われています。浜松市中区の小児科のクリニック。
原川朋華記者:「午前9時です。病院の駐車場には20台以上の車が止まっています。子どもたちは車内で診察の順番を待っています」
けさも診療が始まる午前8時45分に合わせて、発熱などの症状を訴える子どもや保護者が続々と病院を訪れていました。こちらのクリニックでは診察予約は受けていないため、院内での受け付けを済ませた順に診察を実施。午前10時には31台分ある駐車スペースも診察待ちの患者の車でほぼ満車に。電話での問い合わせも後を絶ちません。
受け付け電話
「そしたら来ていただく前に、ネットで問診票が送れるので、先にウェブで問診だけ送ってもらってもいいですか?」
クリニックでは院内感染を防ぐため、37.5度以上の熱がある人は中にいれず、発熱外来は別の建物で行うなどの対策を講じています。
感染者の爆発的な増加…。
子どもへの感染も拡大していることから、こちらのクリニックでも診察だけでなく、陽性者の報告作業に連日追われています。
静岡県内の子どもの感染状況などについて、県の後藤参事は。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「感染者数が増えているので、恐らく受診者も増えていて、発熱や風邪症状のあるお子さんを診ている診療所や病院、夜間の救急外来も大変混雑していると聞いている。あまりにも殺到してしまうと急に悪くなった患者の措置が適切に迅速にできない、ということが起こりえる。そこを避けることが目的なので、適正受診を呼びかけたい」