【新型コロナ/7月28日】静岡県 木曜日最多の5370人感染 3歳女児が死亡…コロナにより急性心筋炎を起こしたか
静岡県内では28日、新たに5370人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。先週より630人あまり増え、木曜日では最多です。
自治体別の新規感染者数です。最も多かったのが静岡市で1303人、次いで浜松市1128人、富士市369人、沼津市290人、磐田市263人、掛川市218人などとなっています。合わせて5370人は過去4番目に多い数で、先週から638人増え木曜日では最多です。死者は4人発表され、県内の累計の死者は444人となりました。このうち死者1人について、県は緊急の会見を開きました。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「救急搬送されたお子さんがその後死亡が確認され、検査で新型コロナ感染が判明したとの報告が県内の医療機関からあった。現時点では、新型コロナウイルスによると思われる急性心筋炎の疑い」
死亡したのは、沼津市に住む3歳の女の子で、定期的に発熱を起こす「周期性発熱」の基礎疾患がありました。ワクチンの接種は対象外で、受けていませんでした。女の子は今月中旬、発熱や咳の症状があり、自宅で療養していましたが、6日目に体調が急変したことから緊急搬送され、搬送中に心肺停止となりその後死亡しました。基礎疾患との関連は分かっておらず、県は新型コロナによって急性心筋炎を起こした疑いがあるとみています。新型コロナ関連の子どもの死者は県内初めてです。
病床使用率は正午時点で、県全体で69.2%とひっ迫しています。新たなクラスターは6件で、浜松市中区のグループホーム泉の家で17人などとなっています。直近1週間の感染者数は3万3747人と、前の週と比べて1.81倍となり、感染者数の増加傾向が続いています。