静岡県内の感染者「下降傾向」 小学校クラスター相次ぎ発生も落ち着き取り戻す

静岡県内の感染状況について、県の担当者は。

画像1: 静岡県内の感染者「下降傾向」 小学校クラスター相次ぎ発生も落ち着き取り戻す

県健康福祉部 後藤幹生参事(17日)
「学校クラスターが2つあったので、その関係で多くなっていたが、1週間の累計が23人で再び下降傾向になっている」

県内では今月上旬、静岡市と富士市で小学校クラスターが相次いで発生し、新規感染者が増加傾向にありましたが、現時点では一旦落ち着きを取り戻したようです。

県内の2回目までのワクチン接種率は全体で75%を超え、すべての年代で全国平均を上回っています。

県危機管理部 杉山隆通危機報道官
「県全体としては小康状態で概ね安定している。富士市と静岡市に関しては継続して複数人の感染者が見られているため若干の注意が必要。ブレイクスルー感染も見られているため、これまでと同様、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたい」

画像2: 静岡県内の感染者「下降傾向」 小学校クラスター相次ぎ発生も落ち着き取り戻す

一方で、気がかりなのが新しい変異ウイルス・オミクロン株です。

待機期間を終えた人を含めて、県内ではきのうまでに69人のオミクロン株濃厚接触者が確認されました。

政府はオミクロン株の感染者が乗っていた飛行機の乗客全員を濃厚接触者とする異例の措置を継続しています。

県健康福祉部 後藤幹生参事
「全く誰も陽性者が出なかった飛行機に比べて、一人でも陽性者が出た飛行機の飛んできた先というか元のところですね。そこはやはりオミクロン株の感染者が多い地域になるのかなということなので、飛行機内の感染というよりは飛行機に乗る前のリスクが多少高いと考えて、地域での感染があり危険性があるということなので飛行機の乗客の方全員を濃厚接触として、入国した翌日から14日間健康観察をさせていただくというふうになると思う」
「(Qオミクロン株の濃厚接触者が増えているが、県としてはどう思っている?)オミクロン株の感染者が増えているので、日本に入国される方が現地の国でオミクロン株の感染を受ける割合・リスクも上がってきていると考えている」