緊急事態宣言解除で酒が飲めるようになった飲食店は・・・ 静岡
店長:「失礼します。今日からアルコールの提供ができるようになったので、もしよかったら生ビール、もしよかったら」
静岡駅のすぐそばにある居酒屋「のへそ静岡本店」。きょう1日は、昼からビールを頼む客の姿がありました。
緊急事態宣言中は家賃の支払いや従業員のモチベーションを保つため、ランチや弁当販売を中心に営業を継続してきましたが、酒を提供再開し、夜も通常通り午後11時まで営業します。
きょうは、訪れる客を心待ちにして、仕入れたばかりのビールを用意しました。
のへそ静岡本店 櫻井俊一代表:「多分きょう昼から飲むんじゃないって、客が来るかなと思ってこれは用意している。」
Q.どのくらいぶりに使う?
「本当にもう、8月、最初の8日からなので、本当にもう2カ月くらいですよね。かわいそうに…」
静岡県で酒の提供や時短営業の制限が全面解除されたのは、まん延防止措置が適用された8月8日以来55日ぶりです。
のへそ静岡本店 櫻井俊一代表:「結構長かったなという感じと、やっとここで今まで従来通りの仕事が僕らもできるなという。全面解除というのもビックリしたけど、僕らも静岡の認証制度を取ったけど、感染拡大対策はしっかり行って、お酒の提供、長い時間で営業するので、お客さんに喜んで頂ければと思う」
静岡県の認証を取得した店としない店の違い
ただ、県の認証を取得した店と、そうでない店で制限緩和の内容に違いがないことには違和感もあるといいます。
のへそ静岡本店 櫻井俊一代表:「意外と団体予約をしようとする方がいるが、それはちょっと今お断りしてます。もったいないですけど4人くらいまでということで。そういうところも(県の指針で)、はっきりしてもらえると助かるけど、認証があれば、団体予約はいいですよっていう店の設定をしてもらえると。そのために認証を取ったのかなという所もあるので」
感染対策を徹底するため、県の呼びかけに応じて、団体での宴会は今のところ断っているといいます。
のへそ静岡本店 櫻井俊一代表:「元々10月は閑散期なので、あまり期待はしていないが、その反動の期待はしている」
夜の営業にむけて期待がふくらむ
きょうのランチで、酒を注文した客は一人だけでしたが、メインとなる夜や土日の営業にむけて期待がふくらみます。
のへそ静岡本店 櫻井俊一代表:「とにかくこの期間中、お酒くれくれっていうお客さんが多かった。とにかく電話で「やってないの?」とか、分かってて言ってるのかなって。今度はそれがないので、美味しい生ビールが出るわけなので、飲んでお客さんの笑顔を見るのが楽しみ」