【新型コロナ】静岡県で新たに18人の変異ウイルス確認…この1週間の陽性率42%にまで増加
静岡県内では、22日、新たに変異ウイルスの陽性者が18人確認されました。1日の数としてはこれまでで最も多く、1週間の陽性率も上昇しています。
【新型コロナ】静岡県で新たに18人の変異ウイルス確認…この1週間の陽性率42%にまで増加
県内の新規感染者は23人で、3日連続の20人以上です。自治体別では静岡市が10人、浜松市が4人、島田市が3人などとなっています。
変異ウイルス検査では、新たに18人の陽性が確認されました。18人の内訳は、東部保健所と御殿場保健所の管内がそれぞれ5人、西部保健所が4人、富士保健所が3人、中部保健所が1人です。
県によりますと、18人のうち10人はすでに発表されている3つのクラスター、スポーツ系の趣味の集まりと御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地、裾野市の高齢者施設の関連だということです。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「複数確認されたということは、その全員が、おそらく変異株と考えられる」
県内の変異ウイルス陽性はこれで105人になりました。県のまとめでは、変異株の陽性率は今月8日までの1週間では22・7%だったのが、次の1週間は36・8%に、きのうまでの1週間には42%まで増加しています。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「必ずしも正確ではないが、目安として約4割と考えている。今後も週ごとに陽性率の変化を注視していく。全国的な流れですので、しだいに変異株に置き換わっていくと専門家も言っているが、変異株に普通の株から入れ替わるのを遅らせていきたい」
静岡市葵区の高齢者施設のクラスター拡大 18人の入居者のうち17人が
また、静岡市では新型コロナウイルスのクラスターが起きた葵区の高齢者向けグループホームでの新たな陽性判明が相次ぎました。きょう22日の時点で、入居者18人のうち17人に広がり、一連の感染確認は2次感染を含めて29人となっています。