期間延長、連泊も可…県民の県内旅行の補助を延長・拡大 静岡県
静岡県は22日、国の補助金を活用して行う県内の観光促進事業について、具体的な日程や利用方法を発表しました。
静岡県観光交流局 都築直哉局長:「県内の感染状況がある程度落ち着いている状況であることから、県内観光促進事業を延長・拡充します。実施にあたり旅行者と施設の双方に感染対策の徹底を呼び掛けます」
この事業は新型コロナウイルスの影響で落ち込む県内観光の促進策を延長・拡充するもので、今月16日の県議会でおよそ70億円の事業費を盛り込んだ補正予算が可決・成立しました。
県外との往来による感染拡大を防ぐため、県民が県内で観光する場合を対象とし、旅行費用の一部などを支援します。
具体的には、まず、先月始めた宿泊費の割引は今月29日から来月末まで延長します。延長後は、現在1人1回までという利用回数の制限をなくし、連泊も対象となります。
これに加えて、日帰り旅行の割引や観光施設などで使える地域クーポンの配布を、ゴールデンウィーク後の来月6日から来月末まで実施するとしました。1人あたりの支援額は、宿泊1泊分と日帰りの旅費がいずれも最大5000円、地域クーポンは最大2000円です。
割り引きの利用申請は、旅行代理店やインターネットの予約サイトのほか、コンビニエンスストアの発券システムで対応するということです。
また、県内の宿泊施設を利用した人などを対象にした駿河湾フェリーの運賃半額割引も、来月末まで延長されることになりました。
ただ、県は感染状況によっては事業の停止もあるとしています。