コロナ禍は追い風? 静岡ホビーショー開幕 2年ぶり開催も規模縮小
静岡ホビーショー開幕
世界的にも有名な模型メーカーが参加する国内最大規模の模型展示会「静岡ホビーショー」。例年は約7万人が来場するイベントですが、今年は新型コロナの影響で出展を見送る模型メーカーが相次ぎ、国内メーカー58社と2団体が参加しました。
参加企業は感染防止対策を徹底しながらプラモデルやラジコン、鉄道模型など今年上半期に発売される新製品などをブースでお披露目しました。
参加企業 アイガーツール
野村さん:「作業工具をメインに扱っておりまして、今最近電動の精密ドライバーていう商品を売りだしてましてラジコンパーツですとか、こちらのネジの開け閉めをこれで出来る」
コロナ禍で自宅で過ごす人が増えているなか、プラモデルなどを一から作る際に必要になる工具などの販売の需要が増えていると言います。
こんな商品も…
多くのブースがあるなかこんな商品も、
高橋諒記者:「こちらの商品は、コロナ禍で家に居る時間が増えるなか、高齢者やご家族向けのコミュニケーションツールとして開発されました。では、実際に私がやってみます」
「アトム~」
はい
「きょうは何日?」
きょうは2021年5月13日です。5月13日、きょうってカクテルの日とのことなんです。
販売している会社に詳しい話を聞くと
参加企業 MANOI企画
岡本正行 代表取締役:「(ロボットを)講談社さんと一緒に僕らもメンバーとしてやらせて頂いてきて、一家に一体のロボットを実現したいよね。まずは家族や友達となってもらいたい」
コロナ禍は追い風?
静岡ホビーショーはタミヤなどの模型メーカーでつくる静岡模型教材協同組合が
主催しています。
タミヤの田宮俊作会長は今回の開催について熱い想いを語りました。
タミヤ
田宮俊作会長:「小売店さん、皆熱心に集まってきているから、僕はもう絶対にやらなきゃいけない。我々、ホビーの街にしようと思っている。」
コロナ禍で多くの企業で業績が落ち込むなか、ホビー業界の受け止め方は少し違います。
田宮会長:「コロナはですね、完全に追い風です。巣ごもり需要で日本だけではないです。海外もそうです。」
一方で、出展者の顔ぶれを見た来場者からはこんな声が。
来場者 ROYAL MODEL
島田 稔さん:「ちょっと寂しいですね。一つの原因としては多分(東京の)バンダイさんが出てらっしゃらないことが一つあるんじゃないかな」
東京都などを対象とした緊急事態宣言が延長されたことで、一部の企業が出展を断念。期間も業者招待日のみの2日間で例年行われていた一般公開はしないということです。