延長か解除か… どうなる?静岡県のまん延防止 川勝知事があすの会見で説明

まん延防止措置の延長か解除か、静岡県の川勝平太知事は3日にも会見で説明する方針です。県民や飲食店の経営者からは様々な声が聞かれました。

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延長か解除か… どうなる?静岡県のまん延防止 川勝知事があすの会見で説明

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 ”延長”か”解除”か…様々な意見が分かれる「まん延防止措置」

林輝彦アナウンサー:「まん延防止措置の延長か、次の日曜での解除か。政府は自治体の意向を尊重するとしていて、その判断は静岡県に委ねられています。県民生活への影響も大きい、重要な決断です」

静岡市民 70代:「もう2週間くらいは延長してほしい。ワクチン(接種)も進んでいなくて3回目もまだ接種券が来なくて打っていない。それだけ静岡市は遅れているのでもうちょっと気をつけて少なくしてほしい」

静岡市民 60代:「一番思うのは飲食店の方たちが本当にご苦労されていると思います。もう少し飲食店側の方たちに委ねてもいいと思うんですね、感染対策とか」

 ”延長”か”解除”か。県民からも様々な意見が聞かれる「まん延防止措置」。県の対応について、開会中の県議会でも論戦が交わされました。

自民改革会議
中沢公彦県議:「この有事にこれまで東海4県の括りで連携協議がなされないことは誠に不可解である。なぜ、東海地区の3県と連携協議がされなかったのか、1都3県の隣接県である神奈川県と連携がされなかったのか、お答えください。また、新たなステージに向けた感染防止と経済の両立に踏み込むべきと考えるが、県はまん延防止等重点措置の効果について、再延期を含め、どう考えているのか伺います」

これに対して川勝知事は―

これに対して川勝知事は―

川勝平太知事:「新型コロナ感染症が日本で初めて確認されて以来、一貫して東西の近隣都県の感染状況や感染拡大防止対策を把握した上で、本県独自の対策を実施してまいりました。引き続き県内外の感染動向を踏まえた適切な判断を心がけますとともに、効率的な行政運営を図るために、近隣都県との情報共有など適切に連携してまいります」

 延長か解除か、答弁で言及しなかった川勝知事。議会終了後―。

Q.まん延防止等重点措置の判断については今の時点でどう考えるか?

川勝知事:「あすの正午が・国の方への(回答)期限なんですね。今、専門家会議の委員や、データを集めてどうするか、あしたの午前中には決めなければならないということであります」

Q.判断材料とするのはやはり病床のひっ迫率?
川勝知事:「そうです、おっしゃる通りです」

Q.病床ひっ迫率が若干低下傾向にありますが、その辺はどう見ている?
川勝知事:「ギリギリまで見るということですね、高止まりですからね」

川勝知事はあす会見を開き、措置をめぐる判断について説明する見通しです。

影響を受ける飲食店は

仮に延長が決まった場合、影響を受けるのが飲食店です。

躍飛(やくと)
小沢耀東代表:「私どもの店はね、定食のランチに結構お客さんが入っていただいて、お客さん来ていただくのは飲食業にとっては宿命ですから、お客さんが来ないと何も始まらないですね」

 延長となれば、営業は午後9時まで、酒類の提供は午後8時までという制限も継続されます。

躍飛 
小沢耀東代表:「行政がどうしても感染者数が減らない、(措置を)やらなきゃいけないと言うなら、私は賛成。支持しますけどね」

Q.お酒を出したいという思いはないですか?

躍飛 
小沢耀東代表:「いや、もちろんありますよ。飲食ですから、やっぱりお客さんも飲みたいと思うので。夜も宴会ができなくなって、宴会があれば、やっぱり飲み放題というのが付いて来るので、そこは結構大きいですよね。ちょっと我慢できないっていうか、だいぶ若者が歩くような姿、最近見られ始めたんですけど皆さんも最低でも桜が咲く前に、このまん延防止が終わってほしいというのがあると思う。桜を見ながらお酒を飲みたいですよね」