【新型コロナ】5類移行で静岡の夜の街は

新型コロナが「5類」に引き下げられたことで夜の街はどう変わったのでしょうか?静岡市内の飲食店を取材しました。

画像: 【新型コロナ】5類移行で静岡の夜の街は youtu.be

【新型コロナ】5類移行で静岡の夜の街は

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木村秀平ディレクター:
「静岡市の両替町です。平日ということもあり、人出はそこまで多く感じられませんが、中にはマスクを外して歩く人の姿も見られます」

 新型コロナが「5類」に引き下げられてから迎えた初めての夜。

 静岡市の繁華街は徐々に日常を取り戻しつつありました。

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静岡市民60代:
「きょうこのあとお酒飲みに行こうと思っている」

Q5類になったからというのは関係ある?

「全くないわけじゃないが、どちらかというと体が空いたので飲みに行こうかなと。正直5類になったからと言ってコロナが無くなったわけではないので、そこは舐めてはいけないと思うが、やはり精神的な解放感はだいぶ違う」

静岡市民30代:
「(飲みに)行きやすくなるというのはあるかと思うし、店のほうもそれに続けて今までとは違った感じになるのかなというのもあるので、そこは店の方も期待したいし、自分たちも行きやすくなってくるのかなと」

 一方でこんな意見も…。

静岡市民20代:
「(5類になっても)正直あんまり変わらないかなと思ってて、マスクしたりもそうだし、帰って手洗いうがいしたりというのも長い事やっている分、生活として染みついちゃっているので、そういう面で言うとどのぐらいかはわからないがしばらくはマスクをしていこうと」

「5類」へ引き下げになったことで、期待感を高めているのが飲食店です。

居酒屋は

画像1: 居酒屋は

 静岡市内のこちらの居酒屋では、まるでコロナ前に戻ったかのような光景が広がっていました。

客:
「お疲れ様でした―!(乾杯)
今までと変わりなく気を付けるところは気を付けないといけないなと思いつつも、こうやってマスクを外して会話を、大手を振ってではないができるのは良いなと思う」

画像2: 居酒屋は

 飲食店にとっては様々な制約を強いられたコロナ禍。

 今後、感染対策は個人や事業者の判断にゆだねられます。

 こちらの店では入り口での手指消毒は今後も継続していきますが、カウンターにあったビニールカーテンや、客席のパーティションなどは撤去。

 3年余り続いたコロナ禍の節目に、店からは安堵の声が聞こえてきました。

画像3: 居酒屋は

多可能 高野晋店長:
「ようやく、やっとかという思い。こちらとしても願ったり、かなったりだし、お客さんの方もせいせいしたという声がきょうも聞こえたんで、正直やりやすい。
(コロナ禍で)すごい切なかった時ももちろんあったので、それを思えばこうして客迎えをできるありがたさというのを感じながら、これからも地味にやっていこうかなと」

 にぎわいを取り戻した場所は他にも。

静岡ゴールデン横丁

 JR静岡駅のすぐ近くにある「静岡ゴールデン横丁」。

 様々な居酒屋が軒を連ね、朝までお酒を楽しめる人気のスポットです。

画像1: 静岡ゴールデン横丁

 5類引き下げの初日となった8日は、満席とはなりませんでしたが、マスクも外し、思い思いに飲食を楽しんでいる客の姿が見られました。

静岡ゴールデン横丁 石原広之統括:
「週末はコロナ前に戻ったと思う。ゴールデンウィークも連日多くのお客様に来ていただいて本当に活気のある夜を迎えたので、コロナ前と比べて(客足が)90% 月によっては100 何%ということがあるので本当に戻っていくなと思っている」

 緊急事態宣言やまん延防止措置などが発出されるたび、営業自粛を余儀なくされ、先行きに不安を抱えていたゴールデン横丁。

 一時は客が全く来ない日も頻繁にあったと言います。

静岡ゴールデン横丁 石原広之統括:
「すごい静かな中スタッフ同士で毎回目を見合わせながら、「もう無理なのかね」という不安の中に入っている時が一番辛かったかなと思う」

 ようやく取り戻した日常。

 石原さんは今後について期待感をにじませていました。

画像2: 静岡ゴールデン横丁

静岡ゴールデン横丁 石原広之統括:
「これからは本当に期待とともに、来ていただいたお客様にどれだけ楽しんでいただけるかを演出していけるかが僕らの勝負だと思っている。今後、また過度な感染がないようには僕らもやって、常に笑顔の接客をやれる環境を作っていきたいと思っている」