袴田巌さんの支援者が国会内で集会 早期の再審開始を求める
袴田事件で死刑が確定している袴田巌さんの支援者らが国会内で集会を開き、早期の再審開始を訴えました。
袴田さんは、1966年旧清水市でみそ会社専務一家4人が殺害された事件の犯人として死刑が確定していて、現在裁判をやり直すよう求めています。
支援者らは12日国会を訪れ、超党派の議員らに1日も早い再審開始を訴えたほか、裁判所の再審開始決定に検察側が不服を申し立てることができる現行の再審法を改正するよう求めました。
大崎事件弁護団事務局長 鴨志田祐美弁護士:
「開始決定が出たのは2014年。8年半以上経っている。また検察官が特別抗告をしたらどのぐらいかかるんですか」
参議院議員・福島瑞穂:
「検察官の即時抗告はやめにしましょうということも含めて、再審法、超党派で来年は成立させたい」
姉・ひで子さん:
「8年経ちましたが、(巌さんは)まだ妄想の世界にいるんです。早く再審開始をよろしくお願いします」
袴田事件の再審開始を 巡る三者協議では犯行着衣とされる衣類に付いた血痕の色が争点となり、12月5日に協議が終了。
東京高裁は、来年3月末までに再審を開始するかどうか決定するとしています。