スルガ銀行 約5600万円着服の男性行員を25日付けで懲戒解雇と発表 被害金額は全て弁償
スルガ銀行の行員だった男性が、顧客の預金およそ5600万円を着服していた問題で、スルガ銀行はこの社員を25日付で懲戒解雇したと発表しました。
スルガ銀行によりますと去年10月21日、神奈川県の小田原支店に勤務する行員が、おととし8月から取引先の家族数人の口座から5600万円あまりを着服していたことがわかりました。
被害者が「身に覚えのない出金がある」と銀行に届けたことから行員の関与が明らかになり、着服した金は遊興費など私的に利用していたということです。
スルガ銀行は27日、この行員を25日付で懲戒解雇したと発表。
被害にあった家族に謝罪し、被害金額を全て弁償したことを明らかにしました。
今回の不祥事をうけスルガ銀行は代表取締役社長らの役員報酬を減額。
全店を対象に同様の着服がないかを調査し、全社員に不正調査アンケートを実施したということです。