無免許で事故 男女3人を死亡させた罪に問われた男の上告を最高裁が棄却 懲役5年の実刑判決が確定

無免許運転で事故を起こし、当時18歳の男女3人を死亡させた罪で懲役5年の判決を受けた静岡県富士市の男の上告を、最高裁が棄却しました。

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無免許で事故 男女3人を死亡させた罪に問われた男の上告を最高裁が棄却 懲役5年の実刑判決が確定

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 当時18歳の男は、2019年4月富士市厚原の県道で軽乗用車を無免許で運転し、対向車線にはみ出して大型トラックに衝突。

 同乗していた当時18歳の男女3人を死亡させた罪に問われていました。

 地裁沼津支部で行われた一審では、検察側から「被告人の手がハンドルにかかり、足が運転席の方にあった」と、当時男が運転していたとする証拠が示され、 懲役5年の実刑判決を言い渡されていましたが、男は運転していたのは、同乗者であると主張し、控訴。

 二審の東京高裁は、一審の判決を支持しました。

 男はこれを不服とし上告しましたが、最高裁は16日付けで上告を棄却。

 懲役5年の実刑判決が確定しました。

 事故で亡くなった少女の父親は「やるせない気持ちでいっぱい。もっと刑を重くしてもらいたかった。3人の命を奪ったこと、遺族の人生を狂わせたということを受けとめ、罪を償ってほしい」と話しました。