焼津漁港冷凍カツオ窃盗事件 第3ルートに関与したとされる運送会社社長に懲役2年6カ月を求刑
静岡県焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件でいわゆる第3ルートの犯行に関与した罪に問われている運送会社社長に検察は懲役2年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと焼津市の運送会社社長の被告(62)は水産加工会社元常務の被告らと共謀し、おととし3月焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオあわせておよそ78トン時価1240万円相当を、本来必要な計量をせずにトラックに積み込み盗んだ罪に問われています。
12日の裁判で被告人質問が行われ、運送会社社長の被告は「水産加工会社元常務から未計量のカツオを運ぶよう指示された」と話しました。
一方検察側は「会社の利益を上げるための犯行で酌量の余地はない」として、懲役2年6カ月を
求刑しました。
これに対し弁護側は被告は被害に遭った会社に、既に530万円余りを弁償したなどと主張しました。