【ノーカット】静岡・川勝知事の発言全文 給与返上を正式に表明「条例案を審議いただける環境に変わった」
いわゆる「コシヒカリ発言」を巡る給与返上問題で、静岡県の川勝平太知事は12日、県議会本会議で返上する考えを表明しました。知事の発言をノーカットでお伝えします。
静岡県 川勝平太知事:「議長からお許しをいただきましたので、一言(いちごん)申し上げます。私の給与返上に関して、県議会をはじめとして県民の皆様に十分に私の考えをお伝えしておらず、不信の念を抱かせてしまったことを、まずもってお詫びいたします(頭を下げる)。令和3年11月24日、県議会において知事辞職勧告決議が可決されました。これを受け、私は私の御殿場に関わる不適切発言等に責任を痛感し、12月分の給与と期末手当を返上したいと表明しました。そして、給与を返上するための条例案の議会への提案に向けて、様々な努力や調整をしましたが、議員の方々からの辞職勧告決議は給与返上を求めるためのものではないというお考えや給与の返上と自らの責任のとり方には関係性がないとのご意見等を踏まえ、当時提案を見送ることといたしました。
しかし、本議会で答弁している通り、給与を返上するための条例案を提案したいとの思いはその後も全く変わっておりません(場内ざわつく)。今議会では今月5日の常任委員会において、給与の返上が実行されていないことに対し、言動不一致であるなどのご指摘がありました。私は県議会において、給与を返上するための条例案をご審議いただける環境に変わったと認識いたしました。つきましては、私は次の9月県議会におきまして、給与の一部返上するための条例案を提案したいと存じます」