パワハラ受け降格を強要されたか… 静岡県警の警部補が上司や県を提訴 被告側は争う姿勢示す
警部から降格したのは上司から強要されたことが原因だったなどとして、静岡県警の男性警部補が上司や県に300万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が開かれ、被告側は争う姿勢を示しました。
訴状などによりますと40代の男性警部補は警部だった2011年、うつ病で休職。復職後、当時の部署の上司である警視から「係長でも出来ることが出来ない」と言われるなど、度重なるパワハラを受けたうえ降格を強要され、2019年警部補への降格を自主的に申し出ました。
男性警部補は自殺を図るほど精神的苦痛を受けたなどとして、上司4人と県に対し合わせて300万円の損害賠償を求めています。
15日静岡地裁で開かれた第1回口頭弁論で、上司と県側は請求を棄却するよう求め、争う姿勢を示しました。