43年前の事故を教訓に 静岡県の東名日本坂トンネルで火災訓練 「風化させず対策の強度を上げていきたい」

43年前、7人が死亡した東名高速日本坂トンネル火災。事故を風化させず再発を防ぐため今年も火災訓練が行われました。

画像: 43年前の事故を教訓に 静岡県の東名日本坂トンネルで火災訓練 「風化させず対策の強度を上げていきたい」 youtu.be

43年前の事故を教訓に 静岡県の東名日本坂トンネルで火災訓練 「風化させず対策の強度を上げていきたい」

youtu.be

各務実来記者:「フロントガラスが割れた事故車両には、負傷者が残っているとみられます。特殊なカッターを使用し救助活動が行われています。非常に緊迫した雰囲気の中、訓練が続いています」

「要救助者CTA状態」
「がんばれよ」
「ゆっくり」
「要救助者救出開始する」
 
 1979年7月、東名高速日本坂トンネルで起きた多重事故をきっかけに、火災が起き7人が死亡、173台の車両が焼けました。訓練は事故の教訓を生かすため毎年行っていて、当時と同じ多重事故で車両火災が発生した想定で行われました。

各務実来記者:「バスの前に停車していた事故車両から火が出ました。火は非常に激しく大きく燃え広がっています。トンネル内の装置が発動し消火活動が行われています」

 警察や消防など関係機関からおよそ90人が参加。車に残された重傷者を救助したり、
バスの乗客を避難させたりしました。

中日本高速道路
谷野和伸所長:「決して風化させることなく、訓練を通じてさらにトンネル防災の訓練の
対策の強度をあげていきたいと考えております」