「盛り土」を無許可で造成し1500万円以上の利益を得たか 残土処分業の会社社長ら3人を逮捕 /今週の静岡
「盛り土」をめぐり、新たに3人が逮捕されました。
白鳥衛記者(20日):「午前9時半です。容疑者を乗せたとみられる車が三島警察署へ入ってきました。今、主犯格とみられる男が警察車両から出てきました」
白鳥衛記者(20日):「午前9時半です。容疑者を乗せたとみられる車が三島警察署へ入ってきました。今、主犯格とみられる男が警察車両から出てきました」
逮捕されたのは、残土処分業を手掛ける清水町の会社社長の53歳の男と沼津市の土砂運搬業代表の47歳の男ら3人です。3人は去年3月頃までのおよそ1年間、函南町丹那の3カ所に無許可で盛り土を造成した疑いが持たれています。
県警によりますと、この間に県内外10社ほどの業者から20トンのダンプカーで、1台あたり1万5000円から2万円で土砂を受け入れ、少なくとも1500万円の利益を得ていたといいます。清水町の会社社長は、盛り土の造成を統括する指示役で、その指示を受けて、土砂運搬業代表が土砂の運搬業者を手配していたとみられています。造成された盛り土の面積は、3カ所合わせておよそ7400平方メートル、土砂の量は推定1万4600立方メートル。熱海市伊豆山で崩落した土砂の、およそ4分の1に相当します。
県警は、容疑者らが別の場所でも違法に盛り土を造成した疑いがあるとみて、共犯がいる可能性を視野に捜査を続けています。