17匹の猫が「犬用キャリーケース」に入れられ住宅の前に 貧血などで衰弱…すでに4匹死ぬ 静岡・沼津市

 7日、沼津市内の住宅前に衰弱した猫17匹が、犬用のキャリーケースに入れられて遺棄されていたことが、20日分かりました。

 関係者によりますと7日夜沼津市の高齢女性の自宅の前に、犬用キャリーケースが置かれているのを近所の人が発見しました。中を覗くと、複数の猫が折り重なるように入れられていたため、すぐに動物愛護団体に連絡。

 中を確認すると、17匹の猫が入れられており、一部の猫は貧血やしっぽが捕食されるなど衰弱していたということです。

 現在、3つの団体が猫の治療をしていますが、20日までに4匹の猫が死んだということです。

 猫を保護した団体の代表は「猫の様子から多頭飼育崩壊が起きている。捨てたり産ませたりする前に声を上げて欲しい」とコメントしています。