「死刑判決に納得」被害者の友人に手紙 浜名湖連続殺人の被告が上告取り下げ
2016年に男性2人を殺害し、遺体を静岡県の浜名湖周辺に遺棄した罪などで死刑判決を受けた被告の男が、最高裁の判決を前に上告を取り下げ、死刑が確定しました。
川崎竜弥被告(37)は2016年、勤務先の当時62歳の元同僚と当時32歳の知人の男性2人を殺害し、遺体を浜名湖周辺に遺棄した罪などで起訴されました。川崎被告は一貫して黙秘していましたが、1、2審で死刑判決を受けました。
弁護側は「事実の誤認がある」などとして、最高裁に上告していました。 15日最高裁で判決が言い渡される予定でしたが、関係者によりますと、川崎被告は13日、上告を取り下げる書面を提出したということです。これで川崎被告の死刑判決が確定しました。
「死刑判決に納得」被害者の友人に手紙
殺害された元同僚の45年来の友人である67歳の男性のもとには13日、川崎被告から手紙が届いたといいます。 男性:「『私は死刑判決には納得しており、責任は取るべきだと考えています』という報告。これだけのことをしたので、もっと前に全部話をしてほしかった。自白をしてもらいたかった」
男性は、被害者の遺体が見つかった場所へ報告に訪れたいと話しています。
男性:「まだ内容など全然わかっていませんので、全部納得しているわけではないし、怒りもまだあるし、全然変わっていません」