知人の暗号資産「XRP」300万円分だまし取ったか 静岡内初摘発
知人の男性が保有する暗号資産、約300万円分を不正に送金し、だまし取ったとして、裾野市の46歳の男ら2人が逮捕されました。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の46歳の男と、裾野市茶畑の会社役員の男(46)です。
2人は去年8月、共謀して、伊豆の国市に住む知人の会社役員の男性が保有する暗号資産「XRP」、当時のレートで約290万円相当を裾野市の男が保有するアカウントに不正に送金し、だまし取った疑いがもたれています。
警察によりますと、被害者の暗号資産は自宅にある「ハードウェアウォレット」と呼ばれる電子機器で管理されていましたが、2人は不正にパスワードを入手するなどして、自宅以外で被害者になりすまして機器を操作し、送金を行ったとみられます。
約4カ月後に不正送金に気が付いた被害者が警察に届け出たことで、事件が発覚しました。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
暗号資産をめぐる詐欺事件の摘発は、県内では初めてです。