放火殺人事件で被害者の同級生を「容疑者死亡のまま書類送検」へ 刃物で刺した後に火をつけ、自殺か 静岡・掛川市

 4月、掛川市で起きた放火殺人事件で、警察は殺害された男性の同級生の男を殺人と放火の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検する方針を固めました。

画像: 放火殺人事件で被害者の同級生を「容疑者死亡のまま書類送検」へ 刃物で刺した後に火をつけ、自殺か 静岡・掛川市

 男は4月12日、掛川市下西郷の集合住宅の一室で、1人で暮らしていた当時31歳の男性を刃物のようなもので複数回刺した後、部屋に火をつけ、殺害した殺人と放火の疑いが持たれています。

 当時、現場から立ち去る男や黒の軽乗用車が目撃されていて、事件の4日後には、岐阜県の山の中で現場から走り去ったとみられる黒の軽乗用車が発見され、車内から男の遺体が見つかっていました。男の死因は、一酸化炭素中毒で自殺とみられています。

 捜査関係者によりますと、男は被害男性の小学校時代の同級生で、警察は近く、容疑者死亡のまま静岡地検浜松支部に書類送検する方針です。

 現場からは油性の燃料が検出されていて、警察は、この燃料に火が付き燃え広がったとみて、事件の詳しい経緯などを調べ、容疑を特定したということです。