女子大生ストーカー殺人 被告の男に懲役20年 静岡地裁沼津支部
2020年6月、沼津市内で同じ大学に通う女子学生を殺害した罪などに問われた男に地裁沼津支部は懲役20年の判決を言い渡しました。
判決によりますと住所不定・無職の21歳の被告の男は2020年6月、沼津市西浦久蓮の路上などで同じ大学に通っていた当時19歳の女子大生の首や腹などを包丁で複数回刺し殺害したほかSNSでしつようにメッセージを送るストーカー行為をしました。きょうの判決公判で、地裁沼津支部の菱田泰信裁判長は、犯行前に殺害方法を練習していたことや女子大生にラインをブロックされたことが動機になっていることについて「計画性が強く、動機も理不尽で残忍な犯行」と、厳しく指摘しました。
一方で「まだ若く更生の余地があり、被告の両親が賠償金を用意している」などとして、検察側の無期懲役の求刑に対し、懲役20年の判決を言い渡しました。