カメラがとらえた犯行の瞬間…お金持たずに料金箱に入れるふり ギョウザの無人販売所で被害相次ぐ 静岡市
餃子研究所・藤嶋慎太郎社長:「許せないですよね。腹立たしいですね」
お金を持たずに料金箱に入れるふり
静岡市にあるギョウザの無人販売所に現れた男。お昼どきにギョウザを買いに来たようです。まずはきちんと手を消毒して、商品棚に向かいます。肩にかけているエコバッグにギョウザを4パック入れ、会計へ。リュックから財布を取り出し…
もう一度よく見ると…。会計は2000円のはずですが、よく見ると手にお金は持っていません。料金箱に入れるふりをしていました。
藤嶋社長
「来て、いきなり自分のバッグに商品入れるっていうのは怪しいですよね。それを入れてるのを体で隠して何個入れてるか分からない形、怪しい行動をとってるっていうのは明らか」
店の被害は2週間で5回
実は、同じような服装のギョウザ泥棒がこの店に来るのは初めてではありません。13日の朝4時過ぎ。外はまだ暗い時間帯ですが、同じバッグを持った男が現れます。
消毒をして、ギョウザ4パックをエコバッグに入れ、またお金を入れるふり…
店の被害はわずか2週間で5回。
藤嶋社長
「1回やってうまくいったから味を占めたように来たんだろうとは思いますけど。こうも連続で来るとは予想してなかった」
被害にあった会社は警察に被害届を提出。店内には男の服装などを記した貼り紙も掲示しました。
男の服装など記した貼り紙掲示…そしてその男が
その4日後…
現れた男はギョウザをバッグに入れると、目線の先は貼り紙に。しっかりと読んでいるのが分かります。
それでも躊躇なくいつも通り入れるふり…。堂々と店を後にしました。社長が警察署で現場検証について話をしているさなかの犯行でした。
藤嶋社長
「あと1時間くらい早く来ていれば鉢合わせしていたので、なんちゅうタイミングだという感じ。悔しいです」
わずか2週間で5回の犯行。この無人販売所で盗まれたギョウザは19パック。被害総額はおよそ1万円にのぼります。店では今後、防犯カメラの増設やポスターを貼るなどして対策を強化していくということです。