7人が死亡した東名高速日本坂トンネル事故から44年 8機関99人が参加した防災訓練を実施
7人が死亡した東名高速・日本坂トンネルの事故から今年で44年。現場で防災訓練が行われました。
秋山修アナウンサー(当時)
「今、レッカー車に引かれてトンネル内で事故にあったトラックが運ばれてきました。御覧のように真っ黒に焼けただれています。」
1979年7月、東名高速・日本坂トンネル下りで車6台が絡む多重事故が起き火災が発生。
7人が死亡、車173台が消失しました。
この事故以来、中日本高速道路は警察や消防などと毎年、防災訓練を行っています。
46回目の今年は合わせて8つの機関から99人が参加しました。
訓練はトンネル内で車3台の追突事故が起き車両火災も発生。
多数のけが人がトンネル内に取り残された想定で行われました。
消防隊員:
「車両から助けますので わかりますか」
車内に意識のない人が取り残され消防隊員が、専門の工具を使って車のドアをこじ開け、けが人を救出する訓練や。
林輝彦アナウンサー:
「今消防車の大きな機械から大量に水がまかれていて、炎上している車の火が瞬く間に消されていきます。」
炎上した車の消火訓練などが行われました。
NEXCO中日本静岡保全・サービスセンター谷野知伸所長:
「どうしても訓練のための訓練になりがちなので、常に実践を想定したそういう心がけで訓練に臨むことが重要だと思います」