熱海市土石流災害で静岡県警が静岡県庁と熱海市役所を家宅捜索 被災者は新たな真実が明らかになることを期待
静岡県熱海市の土石流災害をめぐり、静岡県警が業務上過失致死の疑いで、県庁と熱海市役所に家宅捜索を行っていたことが関係者への取材で分かりました。
去年7月熱海市で発生した土石流災害では、27人が死亡、1人が行方不明になっています。
起点にあった違法な盛り土が被害を甚大化させたとみられています。
関係者によりますと、県警は17日業務上過失致死の疑いで、県庁と熱海市役所に家宅捜索を行ったことが分かりました。
公文書などの関係書類を押収したほか、職員への聞き取りを行ったということで、災害の発生と行政対応の因果関係などを調べることにしています。
県警はこれまでに盛り土の現在と前の土地所有者の関係先にも家宅捜索に入っています。
今回の家宅捜索について被災者は。
自宅が全壊した太田滋さん:
「(行政は)盛り土をきちんと対応していれば盛り土が出来なかったと思います。捜査によってまだ分からないことがいっぱいあると思うが、今まで分からなかったことが出ててくればいいなと思う」