女子大生を殺害したとして殺人罪に問われた男初公判で起訴内容認める 静岡地裁沼津支部
去年、静岡県沼津市内で女子大学生を殺害した罪などに問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、住所不定無職の被告は、去年6月同じ大学に通っていた女性(当時19)の腹部や頸部など複数個所を包丁で刺して殺害したほか、生前SNSで執拗にメッセージを送り、つきまとうなどしたとして、殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われています。
5日地裁沼津支部で開かれた初公判で、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「被告は女性に一方的に好意を抱き、通信アプリLINEをブロックされたことを逆恨みし、殺害を決意。
事前に殺害場所を下見し、自宅で段ボールを女性に見立て包丁を突き刺す練習をしていた」と指摘しました。
一方、弁護側は起訴内容を認めた上で「被告人は事件当時20歳で恋愛経験が少なく未熟さによる犯行だった」と訴えました。
あすは被告人質問などが行われ、判決は7月13日に言い渡されます。