【袴田事件】有罪立証の方針撤回求めて抗議活動 支援者「一刻も早く無罪判決を」 浜松市
いわゆる袴田事件の再審=裁判のやり直しに向けた三者協議を前に、JR浜松駅前では、支援者らが検察の有罪立証断念を呼びかける抗議活動を行いました。
1966年、旧清水市でみそ会社専務一家4人が殺害された事件では、袴田巖さん(87)が一度死刑が確定し、今年3月再審開始が正式に決まりました。
これを受け、現在非公開で裁判の進め方などを話し合う三者協議が開かれていて、これまでに検察は袴田さんの有罪を立証する方針を示しています。19日午前、袴田さんが暮らす浜松市に支援者7人が集まり、速やかな無罪判決を求める署名を集めたり、チラシを配ったりして、検察が有罪立証方針を撤回するよう抗議活動を行いました。
支援者 寺澤暢紘さん:「一刻も早く、袴田さんに無罪判決を出すために、検察は有罪立証を断念して、再審公判に向けていただきたい」
検察による袴田さんの有罪立証を巡っては、弁護団の戸舘圭之弁護士が8日から方針撤回を求めるオンライン署名を行っていて、これまでに4万8000人あまりの署名が集まっています。
4回目の三者協議はこのあと19日午後4時から静岡地裁で開かれます。