赤石岳で滑落の男性を4日ぶり救助 消防隊員が2日間寄り添い天候の回復待つ 静岡市
静岡市の南アルプスの赤石岳を1人で登山していて5日、足を滑らせて滑落し、救助を要請していた25歳の男性が9日、4日ぶりに救助されました。救助に向かった消防職員が2日間寄り添い、天候が回復したことからヘリで救助された、ということです。
5日午後5時半ごろ、南アルプスの赤石岳を1人で登山していた横浜市に住む保育士の男性(25)から、警察に救助の要請がありました。現場は長野県との県境近くで、男性は自力で山小屋まで歩き、そこで待機していました。
7日午前9時ごろ、静岡市消防局の隊員が男性と接触し、食料などを支援するとともに男性とともに天候の回復を待っていました。そして、天候が回復した9日午前10時すぎに、長野県警のヘリが男性を救助しました。
警察によりますと、男性は登山していて落石が足にぶつかり、バランスを崩して40メートルほど滑落して左足を負傷したということです。