こども園などの送迎用バスの安全装置設置済みは5月時点で全体の20.9%にとどまる 静岡県内
こども園などにおける送迎用バスへの安全装置の設置状況について、静岡県内では5月時点で全体の20.9%しか設置が進んでいなかったことがわかりました。
去年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の送迎バスに3歳の女の子が置き去りにされ、重度の熱中症で死亡しました。
国は置き去り防止の対策として、今年4月から送迎バスへの安全装置の設置を義務化していました。
県内のこども園などの設置状況を調べたところ、5月15日の時点で設置が完了したバスは、248施設の593台のうち124台で、設置率は20.9%にとどまりました。
ただ、国が6月末までの導入を促していることから、6月末時点では418台、70.5%まで設置が進む見込みと説明しました。
県は可能な限り早期に設置率100%となるよう、支援を実施していくとしています。
県こども未来課鈴木安由美課長:
「7月8月に設置するというのは、一気に80%くらいに予定がなっている。みなさん着々準備は進めていただいているのかなと考えている」