ブラジル人夫婦を殺傷したとされる男 「家でテレビか録画を見ていた」起訴内容を改めて否認 静岡地裁浜松支部
静岡県菊川市で去年2月、同僚のブラジル人男性を殺害した罪に問われた男の裁判の被告人質問で、男は「事件当日の夕方は家でテレビか録画を見ていた」と証言し、起訴内容を否認しました。
起訴状などによりますと、静岡県御前崎市の65歳の派遣社員の男は去年2月に菊川市の当時44歳のブラジル人男性の左胸を刃物で複数回刺して殺害し、男性の妻(当時43)にもけがをさせた殺人と傷害の罪に問われています。
被告は初公判で「犯行現場に行っていない。犯行もしていない」として起訴内容を全面的に否認していました。
被告は4日の被告人質問で、事件当日は有給休暇を取得しており、休みの目的について検察から問われると、「会社から取得するよう普段から言われていた。これといって目的はない」と証言。事件当日の行動については「夕方は家でテレビか録画を見ていた」と証言し、起訴内容を否認しました。
次回の裁判は7日に論告・弁論が行われる予定です。