夏祭りの会場に車が突っ込み3人がけがをした事件  事件現場を再現し容疑者立ち合いで当時の状況を確認 静岡市葵区

静岡市の夏祭りの会場に車が突っ込み、3人がけがをした事件で、警察は22日現場で逮捕された男と当時の状況を確認しました。

画像: 夏祭りの会場に車が突っ込み3人がけがをした事件  事件現場を再現し容疑者立ち合いで当時の状況を確認 静岡市葵区

 捜査員らに囲まれる中、手錠がかけられた状態でフードを深くかぶって歩く男。

 11日、静岡市葵区の中心街で行われていた夏祭り会場の歩行者天国に車で突っ込み、その場にいた人を殺害しようとしたとして逮捕・送検された静岡市の会社員の男(26)です。

 22日朝、事件現場にはテーブルとイスが置かれ歩行者天国が再現されていました。

 捜査関係者によりますと、警察が男を立ち会わせて当時の状況を確認したということです。

 捜査員は、テーブルの近くに止めた車を様々な方向から撮影。

 男は、車の後部座席で警察から詳しく話を聞かれたとみられます。

 この事件では、40代の女性、30代の父親と2歳の息子の
3人が軽いけがをしました。

 捜査関係者によりますと、これまでに凶器は見つかっておらず夏祭りの下調べをした形跡もないことから、男は衝動的に犯行に及んだとみられています。

 また、男は容疑を認め、「個人的な悩みがあった」と話しているといい、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。