日弁連会長が袴田巌さんの再審公判の早期開始と無罪判決を求める声明を発表「これ以上過酷な時間を強いることはやめてほしい」
いわゆる袴田事件の再審=裁判のやり直しの早期開始と袴田巌さんの無罪判決を求め、日本弁護士連合会が声明を出しました。
小林元治会長:
「新たな有罪立証を検察が行うことは避けて、早く無罪の判決を得たい」
日本弁護士連合会は19日袴田事件の再審公判の早期開始と袴田さんの無罪判決を求める声明を出しました。
袴田事件をめぐっては3月、再審=裁判のやり直しが確定しましたが、10日に行われた三者協議で、検察は「立証方針を決定するまで3カ月必要」との考えを示しました。
これに対し、袴田さんの支援者が18日静岡地検に公判の早期開始と有罪立証の放棄を求める要請書を提出するなど、検察の方針に反対する声が上がっています。
19日の声明では「実質的な審理は再審請求手続きの段階で尽くされており、新たな有罪立証を行うことは許されない」としています。
●小林元治会長:
「今、袴田事件にこれ以上過酷な時間を強いることはやめてほしい。やめなければいけない」