原因は『たばこの吸殻』…十分に消火せずごみ箱に 消防隊員が殉職した静岡市のビル火災…警察は業務上失火の疑い視野に捜査

 去年、消防隊員が死亡した静岡市のビル火災で、たばこの吸い殻がごみ箱に捨てられたことによって出火したと結論づけられたことがわかりました。

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原因は『たばこの吸殻』…十分に消火せずごみ箱に 消防隊員が殉職した静岡市のビル火災…警察は業務上失火の疑い視野に捜査

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 去年8月、静岡市葵区呉服町にあるビル3階の飲食店で発生した火災では、焼け跡から駿河消防署の消防士、山本将光さん(37)が遺体で発見されました。

 関係者によりますと、消防による火災調査の結果、従業員のたばこの吸い殻が十分に消火されないまま、ごみ箱に捨てられたことで出火したと結論付けられたということです。これまでに、建物西側にある倉庫が火元であることがわかっていたほか、この倉庫内の特に焼損が激しい場所からたばこの吸い殻が見つかっていました。また、倉庫は、従業員が休憩などで利用していたということで、冷蔵庫や段ボール、それに衣類などが置かれていたということです。

 警察は、出火当時店内にいた客や従業員らから聞き取りを行うなどし、業務上失火の疑いなどを視野に調べを進めています。