被害が多い65歳以上の女性対象に個別に防犯指導へ 特殊詐欺の被害を防止するため10月から 静岡県警
静岡県警は29日、特殊詐欺被害を防ぐための対策会議を開き、被害に遭うケースが多い65歳以上の女性を対象に、個別指導をしていく方針などが確認されました。
県警は被害がおさまらない特殊詐欺対策を強化するため、今年から戦略会議を立ち上げています。2回目の29日は11人が参加し、下半期に向けた対策について協議しました。県警によりますと、今年1月から今月26日までに県内の特殊詐欺被害は265件で、去年の同じ時期と比べ29件増えていて、被害額もおよそ1億円多い5億1544万円に上っています。また最近は「ATMによる振り込み型の還付金詐欺」が大幅に増加しているということです。
県警は各警察署の管内で特殊詐欺被害が多発している地区を対策重点地区としていて、29日の会議では10月から新たに被害に遭うケースが多い65歳以上の女性を対象に、個別に防犯指導していく方針が確認されました。
静岡県警生活安全企画課 尾藤厚至課長補佐:「65歳以上の女性の方が被害に遭いやすい傾向というのは、変わりありませんので、その対象となる方につきましては、自分のことと受けとめていただいて、特殊詐欺に かからないように注意していただきたいと思います」