無許可で造成された盛り土事件 事業者からの計画書は恒久的な原状回復は示されず応急的な措置にとどまる
静岡市の山間部に無許可で造成された盛り土について、事業者から静岡県に原状回復のための計画書が提出されたことがわかりました。
静岡市葵区の山間部に無許可で造成された盛り土を巡っては、残土処分会社を営む親子が逮捕・起訴され現在公判中で、県は4月土砂の撤去を求める措置命令を出していました。
県によりますと、事業者から県土木事務所に8日、原状回復の計画書が提出されたものの、内容は応急的なものにとどまっていて、県が求める恒久的な対応は示されていなかったということです。
県は19日までに工事の着手を求めていますが、応じない場合は行政代執行を検討するとしています。