被告の夫が証言「事件当日も2人に変わった様子はなかった」 静岡・長泉町義母殺害事件公判

静岡県長泉町で義理の母親を殺害した罪に問われている女の裁判で、被告の夫が出廷し「事件当日も2人に変わった様子はなかった」などと証言しました。

画像: 被告の夫が証言「事件当日も2人に変わった様子はなかった」 静岡・長泉町義母殺害事件公判

起訴状などによりますと長泉町の無職の女(33)は去年3月、長泉町下土狩の自宅で、同居していた義理の母(当時69歳)の胸を包丁で何度も突き刺し殺害した罪に問われています。

 地裁沼津支部で開かれた16日の公判では、被害者の息子でもある被告の夫が証人として出廷しました。夫は検察側からの質問で、事件当日を振り返り「妻から『母が何者かに刺された』と連絡があり119番するように伝えた」と語りました。

 また、弁護側から母親と麻衣被告の関係性について尋ねられると「一緒に農作業をするなどとても良好で、事件当日も2人に変わった様子はなかった」と証言しました。

 麻衣被告は、時折、夫と目を合わせ、これまでの公判のようにメモを取りながら証言を聞いていました。

 次の公判は18日で、被告人質問が行われます。