静清バイパス橋げた落下事故 落下した橋げたの搬出作業始まる 静岡市清水区

国道1号静清バイパスの橋げたが落下し8人が死傷した事故で、24日朝橋げたが現場から運び出される作業が始まりました。

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静清バイパス橋げた落下事故 落下した橋げたの搬出作業始まる 静岡市清水区

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林輝彦アナウンサー:
「午前5時すぎです。落下した橋げたの搬出作業が始まりました。 橋げたの一部の部品を乗せた大型の車両が現場を後にします」

 静岡市清水区の国道1号静清バイパスで、24日朝から橋げたを運び出す作業が始まりました。

 この事故は6日、高架化工事中に長さおよそ63m、重さ140トンの鋼鉄製の橋げたが落下し、作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負いました。

 撤去に向けた作業は22日始まりました。

久須美舞記者:
「事故現場では橋げたの撤去作業が進められています。取り外された一部がクレーン車で運ばれています」

 静岡国道事務所などによりますと、22日道路を支えるための外縦げたと呼ばれる部分を外し、23日から橋げたを8つのブロックに分ける作業が始まりました。

 分割された橋げたは、清水区袖師町のふ頭に数日かけて運ばれるということです。

 撤去後は路面の補修などが行われ、現場付近で実施されている対面通行は8月半ばに解除される見込みです。
 
 当時、現場では油圧ジャッキを使い、橋脚の上で橋げたを横にずらし、土台部分にはめ込む作業が行われていました。

 工事を発注した静岡国道事務所は、大学教授などの専門家3人からなる事故調査委員会を設置し、原因の究明に向け調査を進めています。

 一方、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を進めていて、引き続き橋げたを詳しく調べる方針です。