「警察への信頼揺るがすもの」…勤務中に車内から現金盗む 元静岡県警白バイ隊員に執行猶予付きの判決 静岡地裁浜松支部
浜松市で勤務中に車の中から現金などを盗んだ罪に問われている元白バイ隊員に対し、地裁浜松支部は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
県警本部・交通機動隊の元巡査部長の被告(41)は、7月浜松市中区佐鳴台の駐車場で、警告したものの逃走された交通違反車両を見つけ、その車内から現金18万円などが入ったバッグを盗んだ罪に問われています。
12日の判決で、地裁浜松支部の杵渕花絵裁判官は「職務を逸脱し警察に対する信頼を揺るがすもの」と指摘する一方「一定の社会的制裁を受け、被害者と示談が成立している」などとして、被告に懲役1年6カ月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
これまでの裁判で、被告は「法を守る立場なのに法を犯してしまい申し訳ない」と謝罪していました。