知らない人からの電話には出ないで…警察官が固定電話の特殊詐欺対策を説明 静岡・藤枝市

 特殊詐欺から高齢者を守ろうと、警察官と民生委員がナンバーディスプレイなど固定電話機の対策を呼びかけました。

 民生委員と警察官7人が18日、静岡県藤枝市岡部町で暮らす80代の夫婦の自宅を訪問しました。警察官らは、固定電話に相手の電話番号を表示したり、非通知設定の番号の着信を拒否したりする無料サービスがあることを説明しました。

 そのうえで、「知らない番号の電話には出ない」対策の徹底と、もし出てしまっても「はっきり断る」ことを呼びかけました。

西川辰夫さん(83):「今、初めて聞きました。(かかってくる電話の)相手が分かればいいですよね」

 静岡県警によりますと、今年に入ってから特殊詐欺の認知件数は289件で、被害総額は5億5500万円あまりにのぼるということです。