「彼女を妊娠させた」…静岡・沼津署管内でオレオレ詐欺が2件相次ぐ 計120万円など被害

 静岡県の沼津警察署管内で、高齢女性が親族を名乗る男から現金などをだまし取られる被害が2件発生しました。

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沼津市で80代女性が100万円の被害

 16日、沼津市に住む80代の女性の自宅に親族を名乗る男から「彼女を妊娠させてしまった」「中絶させた」「そのためにはお金が必要」などと電話がありました。その後、女性は家を訪れた親族の知人を名乗る男に現金100万円を手渡し、だまし取られたということです。

 話を聞いた女性の娘から警察に通報があり、事件が発覚しました。

清水町では80代女性が20万円など被害

 また、同じく16日、清水町に住む80代の女性の自宅に親族を名乗る男から「会社の大切な書類が入ったバッグをトイレに忘れてしまった」「会社に迷惑がかかるのでお金が必要」などと電話がありました。

 その後、女性は自宅を訪れた男に現金20万円とキャッシュカード3枚を手渡し、だまし取られたということです。

 こちらも、女性から相談を受けた娘から警察に通報があり、事件が発覚しました。

 警察は「親族から『お金が必要』などと電話があった場合は、必ず折り返しの電話をして確認すること」「キャッシュカードの暗証番号は他人に教えないこと」と注意を呼びかけています。