検察は「自白には迫真性がある」とする意見書を提出 旧天龍林業高校贈収賄事件の三者協議で・浜松市
静岡県の旧天竜林業高校で起きた、生徒の調査書改ざんを巡る贈収賄事件の三者協議で検察は、中谷元市長の「自白には迫真性がある」などと主張する意見書を提出しました。
贈賄で有罪となった旧天竜市の中谷良作元市長は裁判のやり直しを求めていて、裁判所、検察との三者協議が続いています。
弁護側によりますと、17日の協議で検察は意見書を提出し、中谷元市長には「虚偽自白をする理由がなく、自白には迫真性がある」などとし、弁護側の主張を真っ向から否定しました。
また、弁護側が開示を求めていた事件当日の中谷元市長の行動履歴を裏付ける証拠について、「時機に遅れた証拠あさりにすぎず認める余地はない」としています。
杉尾健太郎弁護士:
「今それに対して我々は再審請求しているのだから、あるなら出してください。やましくないなら出してくださいというのが正直なところです。なぜ出さないのかが理解できない」
弁護側は次回の三者協議までに裁判所に意見書を提出する方針です。