静岡市歴史博物館で建築基準法違反 申請認証受けずに工事着工 誤った素材使用も判明 来年1月OPENに影響も?

静岡市が来年1月の開館を目指して工事を進めている歴史博物館で一部の工事が必要な申請をしないまま進められていたことが明らかになりました。

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静岡市歴史博物館で建築基準法違反 申請認証受けずに工事着工 誤った素材使用も判明 来年1月OPENに影響も?

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静岡市観光交流文化局
岡村 渉 次長:「事実を厳粛に受け止め改めて再発防止策を徹底するとともに博物館の完成に全力で取り組みます」

 静岡市観光交流文化局によりますと、建築基準法に基づく申請をしないまま着工してしまったのは展示室の間仕切りや壁の工事で、本来ならば変更申請し確認認証を受けてから着工すべきところ、申請前の1月中旬に鉄骨の柱を設置する工事を始めてしまったということです。担当の職員が気づいていったん工事を中断し、翌日11本の柱を撤去ました。

 また、不燃材を使用すべき1階の壁や天井に準不燃材と呼ばれる素材が誤って使われていたことも明らかになりました。設計書の確認不足が原因と見られていて市は、すべて不燃材に張り替えるとしています。

 静岡市歴史博物館は地上4階建てで総事業費は62億円。6月までに建設工事を終え7月にプレオープン。来年1月のグランドオープンを目指しています。静岡市は工期に遅れが出るかどうかはまだわからないとしています。