防犯カメラや防犯砂利…相次ぐ強盗事件で防犯グッズ売り上げ急増 住宅侵入に5分以上かかると7割が犯行諦める 静岡市
関東を中心に各地で相次ぐ強盗事件。資産家や高級品を取り扱う店などが狙われ、1月19日には東京都狛江市の住宅に何者かが押し入り、90歳の女性が殺害される事態にまで発展しています。
スマホで確認できる防犯カメラも
安全が脅かされつつある今、静岡県内で売り上げが急増しているものが-。
須藤誠人アナウンサー(2日):「こちらのホームセンターの一角には防犯グッズがずらっと並べられています。例えばこうした人の動きに反応するライトでしたり防犯カメラなど、今こうした防犯グッズの需要が高まっているということなんです」
こちらではおよそ100種類の防犯グッズを取り扱っています。特に人気なのが防犯カメラです。
DCM清水店 林哲也副店長:「スマートフォンで、その場で状況を確認できる機能を持ったものもあるので、皆さんはその辺を気にしている」
スマートフォンに対応しているものなら、家にいなくてもリアルタイムで映像を確認することが可能で、タッチするだけで遠隔操作することもできます。
DCM清水店 林哲也副店長:「基本的には電源をつけるだけに近いものがあるし、壁に付ける時もネジ1・2本で抑え込むだけなので、そんなに難しいものではない。最近の防犯状況や報道を見ても、皆さん意識が高まっている印象がある」
この他にも動きに反応して光るセンサーライトや元々ある鍵とは別に設置する補助錠など、値段が安く手軽に買えるものが人気でだといい、売り上げは去年の同じ時期に比べ3倍ほど増えているといいます。
踏むと大きな音が鳴る『防犯砂利』
須藤アナウンサー:「外のガーデニングコーナーにやって来たが、こちらにも防犯の砂利があるんですね」
こちらは踏むと大きな音が鳴るという防犯砂利。試してみると…。
須藤アナ:「結構軽く踏み入れても結構な音がしますね」
林副店長:「夜、この音がしたら本当に犯人にしてみれば嫌な音だと思う。家の外から防犯対策をしっかりしていただくと、犯人も『この家防犯対策しているな』と二の足を踏んで来ないというふうに予防できる」
防犯用窓ガラスの申し込みが9倍に
また、警備会社のセコムによりますと、防犯用窓ガラスの申し込みが去年の同じ時期と比べて9倍になったといいます。この窓ガラス、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み、強度を上げているそうですが、どれほどの効果があるのでしょうか。
実験してみると…。
ひびは入ったものの飛び散りもせず、穴も空きません。普通のガラスと比べてみても、効果は一目瞭然です。
住宅などへの侵入に5分以上手間取ると、およそ7割が犯行を諦めるとされています。
静岡市民 60代:「去年、防犯カメラをつけたが、最近ちょっと騒がしいので人感センサーのライトを先週つけた。やっぱり、防犯意識は高くなる」
相次ぐ凶悪事件で、高まる防犯意識。防犯グッズが自分や家族の命、財産を守る手助けになるかもしれません。
DCM清水店 林哲也副店長:「ちょっと出掛けるだけでもしっかりと鍵をかけていくことが大事だと思うし、やはり入られない・入りにくい環境を作っていただくのがいい。補助錠・防犯カメラ・センサーライトを組み合わせていただいてしっかりと防犯対策をしていただいたらいいと思う」