一部を静岡県外の業者に売却、売り上げを分配か…重機など盗み繰り返した窃盗団
静岡県や山梨県で重機などの窃盗を繰り返していたとして逮捕された男らは、一部の重機を静岡県外の業者に売却していたとみられることがわかりました。
窃盗の疑いで11日、送検されたのは、山梨県甲府市の48歳の無職の男、茨城県土浦市の34歳の無職の男、静岡市葵区の38歳の無職の男の3人です。3人は去年、牧之原市の金属スクラップの回収会社から、銅などおよそ480キログラム(時価36万円)を盗んだり、山梨県の建築工事業を営む会社からショベルカーなどを
盗んだりした疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、盗んだ一部の重機は県外の買い取り業者へ売却し、その他の盗品も売り払って、売り上げをメンバーで分配していたとみられるということです。
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容疑者ら去年5月にも静岡市葵区牛妻の農家からホイールローダーのほか、電動ドライバーなど21点を盗んだとして逮捕・起訴されていました。
3人は、別の窃盗事件に関与した複数の人物を含めて、犯行ごとにメンバーを入れ替えてグループを作り、中心になった者が計画を立てて犯行に及んでいたとみられています。
警察は、3人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、他にも被害を確認していることから余罪があるとみて捜査しています。