2日連続で早朝に不審火 住民「火をつけられないよう草木を片付けた」 静岡・袋井市
けさ、静岡県袋井市で空き家が全焼する不審火がありました。付近の住宅ではきのう4日も不審火が発生していて、警察が関連を調べています。
住宅から突き上がる大きな火柱。まだ、薄暗い住宅街が突如、赤く染まりました。午前5時45分ごろ、袋井市宇刈で、「空き家から炎が上がっている」と近所の住民から消防に通報がありました。火は約3時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟が全焼したほか、隣の住宅の壁の一部が焼けました。
火が出たのは空き家で、けが人はいませんでした。
近くに住む男性:「火事だよと言われたので、のぞいたら、煙がすごかった」
警察と消防によりますと、1階の東側にある出入り口付近の燃え方が激しく、この付近が火元とみられます。
空き家はもともと駄菓子店でしたが数年前に閉店。いまは電気が通っていなかった可能性が高いため、警察は不審火として捜査しています。
きのうは周辺の春岡地区でも住宅火災がありました。
住宅に隣接していた物置小屋の脇から火が出たとみられています。当時、付近に火の気はありませんでした。
こちらも警察は不審火として捜査しています。
きのうときょうの火災現場は、直線距離で約800メートルほどの距離です。どちらも発生は午前6時前後で、
無人の建物から出火しています。
警察は2つの不審火の関連についても調べていますが、連続放火の可能性はあるのでしょうか。
男性(4日の現場):「2日続けてだから、やっぱり怖いですよね。朝晩、冷えて、きのうは風が強かったので、こういうときに火災が発生すると、うちも近くだし、他人ごとではない」
女性(4日の現場):「いやー、怖いですよ。ちょっと、そこらへんにあった草とか木は、きのう片づけましたけどね、火をつけられたらいけないので」
女性(5日の現場):「警察はね、もう聞き込みに(来た)。だれか不審者見たと(聞かれた)」
Q 聞き込みがあったはいつの話ですか?
女性:「朝」
袋井市で相次ぐ不審火。住民に不安が広がっています。