袴田巌さん再審公判 5点の衣類に付着した血痕について検察は「赤みは残る」と立証

14日に引き続き、袴田巌さんの再審やり直しの裁判が静岡地裁で行なわれています。最大の争点5点の衣類に付着した血痕の色について、検察側が「赤みは残る」と立証しています。

船引とわ記者:
「検察側が最大の争点、血痕の色について立証する方針で、ひで子さんの表情も引き締まって見えます」

 再審では袴田さんの犯行着衣とされ、死刑判決の決め手となった事件から1年2カ月後にみそタンクの中から発見された、5点の衣類が最大の争点となっています。

 弁護側が捜査機関のねつ造と主張していることに対して検察側は、衣類に付着した血痕の色について、「弁護側のみそ漬け実験や専門的知見は根拠を欠いたもので、色合いに不自然な点はない」としました。