祭りの山車の横転事故　現場責任者の男性と主催者の男性を業務上過失致死傷の疑いで書類送検　静岡・伊豆の国市

去年１１月、静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転し、１４人が死傷した事故で、現場責任者と主催者の男性２人が業務上過失致死傷の疑いで書類送検されました。

　去年１１月３日伊豆の国市で行なわれた祭りの最中に山車が横転し、７２歳の男性が死亡したほか、１３人が重軽傷を負いました。

　警察は２２日誘導責任者の男性（３９）と主催者の男性（７０）を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。

　誘導責任者の男性は山車の引手や参加者に安全確保のために適切な指示をせず、主催者の男性は山車の運行方法を確認しなかった疑いが持たれています。

　警察によりますと、山車で坂道を下る際　ロープを後方に回しブレーキをかける形でゆっくりと進めるのが従来のやり方で、２人もこの方法を把握していましたが、今回はそれを怠ったということです。

　警察の調べに対し、２人は容疑を認めているということです。